ファンタジー系作品を作るのは本当に難しいらしい

今回はファンタジー系の作品を描くのは難しいよね。という話について。

 

コロコロのデュエルマスターズの漫画の巻末ページにて、こんなシーンがありました。

 

作者「ファンタジー漫画を描くのは難しい…?どういうことですか」

担当「コロコロでファンタジー要素の強い漫画は人気を取れません。異世界漫画がトップをとったことは近年ありません。」

作者「確かにそうだった…」

(例外もあります!コロッケはファンタジーなのに大ヒットを飛ばしました。やはり樫本学ヴ先生は天才!)

 

ー世界観や世界設定を子供に伝えるのが難しいと主人公が異世界に行くとその世界に魅力がないと人気が落ちる。結局、現実世界が舞台であるほうが人気を獲るんです。-

デュエル・マスターズ (3) (てんとう虫コミックス) 松本 しげのぶ https://www.amazon.co.jp/dp/4091426026/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_tf69BbMVWZ61Z より

 

確かにtwitterでもファンタジーはやめておけという意見は目にする。

 

この人の考えにはおおむね同意である。

 

ここまで見ると、異世界をテーマとするとあたっては、

・世界観の導入に時間がかかり、視聴者を退屈させてしまう可能性がある。

・そもそも世界観に入ってきてもらえない可能性がある

・魅力的な世界観でないとそもそも話に魅力がなくなる

 

 

この辺が難しいということになる。おれもそう思う。

妖怪ウォッチドラえもんのように、現実世界に比べてただ1点(妖怪、ひみつ道具)のみ違う世界を描くとすんなりとその世界に入っていけると思うんですが、

 

どうしてもメイドインアビスのように1巻がまるまる世界観の説明みたいになってしまうと、読みづらさも相まってその世界に入っていきづらくなってしまう。

 

今回はそのあたりのポイントを抑えながら今まで自分が見てきた異世界ものについて、良かった点からそうでなかった点まで語っていこうと思う。

 

 

魔法つかいプリキュア!

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プリキュアシリーズ13作品目である魔法つかいプリキュア!では、魔法界とナシマホウ界(人間界)の2つの世界をもとにして、物語が繰り広げられる。

 

プリキュアシリーズにおいては異世界から来た妖精と出会いプリキュアに変身するというのが基本の流れであるため、異世界の存在というのはそれほど特異なものではない。

 

しかしながらこの魔法つかいプリキュア!では頻繁に2つの世界を行ったり来たりする。それがゆえに魔法界の世界観の導入が必要不可欠となるのである。

 

序盤のサブタイトルを見ればある程度までわかる通り、

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魔法つかいプリキュア! - Wikipedia

魔法界の世界観に関する説明がとても長い。

もちろん世界観の説明が好き!という人(おれの兄)もいるだろうが、やはりこの部分は賛否両論ある(たぶん)もので、序盤は結構退屈かなあというのが自分の正直な感想である。

 

とはいえ魔法つかいプリキュア!はキャラクターも可愛く、テーマもテーマでしっかりしており、とても面白い作品なのは間違いない。

 

とはいえ世界観の導入がどうしても長くなってしまい、いろいろ他の描写が少なくなってしまったかなあという感じはある。

 

 

異世界はスマートフォンとともに。

 

元の世界でひょんな事故から亡き者となった主人公がチート能力(高い身体能力と全属性の魔法が使える)を身に着け異世界で女の子を従えながら無双する物語。

 

アニメ1期しか見てないが、主人公の能力が万能すぎるが故に不明瞭であり、出来る事できない事の線引きがない。そのためピンチの時もなにがどうピンチで、何ができて何ができないのかが分からない。

 

あとアニメ第1話でも狼を退治するクエストをこなしていたが、動物と人間の関係についても理解できない。仲良くするのか、現実世界の動物と同じような関係性なのかが分からない。

 

何か説明や線引きがないとどうしてもふわふわしちゃうのかなあと思う。

 

百錬の覇王と聖約の戦乙女

 

異世界とはおそらく紀元前300~2000年の地球であるそうだが、人々が鉄の存在に驚いている割には紙が存在したり、鞭一本で無数の矢を弾くチート能力が存在したり、いろいろ掴めない。

 

第1話の世界観の説明。

「俺がユグドラシルに召喚されてから2年が経過していた、ここではわずかな土地をめぐり、人々は命を奪いあい、弱いものは蹂躙され、虐げられる。おれは言葉さえ通じない野蛮な地で、オオカミの種族を率いる宗主として誰かの生死を左右する立場にたっていた。」

 らしいですね、こんな怖い世界というだけでも受け入れるのが大変なのに主人公がどうしてこんなポストにいるのか、またどのようにして成り上がったのか、という部分が非常に気になる。

 

あと最終話では主人公が元の世界に帰ったと思えば、異世界の女の子のことを思い出して、電子書籍を貢がせているヒロインを連れてやっぱり異世界に戻ったりする。

 

いろいろ分からないというか、世界に入っていくのが難しい。

世界観がだいぶストイックなので奴隷が売買されていたり、男の兵隊たちが戦争をするたびに刺したり刺されたりして怖い。

あと作品全体として特に男に対してやたら厳しい割に女に優しい。

 

 

エム×ゼロ

2年で打ち切られた。何がだめだったのかが全くわからん。

魔法は魔法でしっかりやってたし、導入も長くない程度にしっかりしてたし、今見ても普通に面白いと思うんだが。

2周年巻頭カラーみたいなのを期待してたら主人公が強制的に転校させられてて終わってた。

 

 

バクマン

の主人公が三浦の支持に従ってファンタジー漫画描いたらダメでしたよね。

 

 

 

まとめ

異世界物は難しい。たぶん。

 

syamuさんの描いた小説もファンタジーものだったが、代名詞を使わないため

小型獣型ハンターは大型肉食恐竜型のハンターに牙を向けて威嚇したり、吠えて威嚇している。 
大型肉食恐竜型ハンターはぶるぶると頭を振って小型獣型ハンターを片足で踏み潰す。 
大型肉食恐竜型ハンターに踏み潰された小型獣型ハンターは頭を上げて吠え、頭が地面に突く。 
小型獣型ハンターの紅い眼が点滅して消え、小型獣型ハンターからばちばちと火花が散っている。 
大型肉食恐竜型ハンターがオレに襲い掛かろうとしている小型獣型ハンターを銜えて放り投げ、 
口の中の砲口が伸びてキャノン砲で小型獣型ハンターを撃つ。 
小型獣型ハンターが空中で身体を起こすのも虚しく空中爆発する。 
大型肉食恐竜型ハンターは尻尾で小型獣型ハンターを薙ぎ払い、口の中の砲口からキャノン砲で小型獣型ハンターを撃っている。 
小型獣型ハンターが大型肉食恐竜型ハンターと戦っている。 

 

こんな感じだったらしい。

 

おまけ

 

(おわり)